研究史

ビジネスインテリジェンス研究の歴史

米国 SCIP(Society of Competitive Intelligence Professionals = 最近、Strategy and Competitive Intelligence Professionalsに変更)がCIA、NSAなどの情報専門家、学者、実業家などにより、1986年バージニア州に確立されました。会員は3000人に達し、毎年行われる米国での情報会議には500人近くが参加しています。この協会のニューヨークでの情報研究会に会長の中川氏が1989年にスピーカーとして呼ばれ、以後、ワシントン、ニューオリンズなどでも講演した事が、日本に1992年に当協会を設立する契機となりました。
1989年にベルリンの壁が崩壊。世界市場がボーダレスとなり、国際競争が激化すると、国際市場での競争優位を目指し、諜報機関や軍の諜報の手法を企業のビジネスに活用する競争情報(Competitive Intelligence)の研究が始まりました。
特に欧米では冷戦時代の米国 CIA、旧ソ連 KGB、英国 MI6、イスラエルのMOSADなど軍の諜報機関の競争相手、仮想敵国に対する情報収集、分析、情報活用法を民間ビジネスに応用するための研究が急速に進みました。
これは競争情報の収集を徹底的に行い、自社、自国の競争優位獲得に活用しようというものです。
1992年になるとイギリス、フランス、ベルギー、スウェーデン、イスラエル、オーストラリア、日本などでも研究が始まり、現在はカナダ、イタリア、ドイツ、ブラジル、中国、シンガポールなどでも競争情報研究が始まっており、発展途上国を含めた熾烈な経済情報戦が展開されています。
これらの国々は競争情報に特化、傾斜した競争情報研究(Competitive Intelligence)に注力していますが、当協会は戦略確立に必要なビジネスインテリジェンスの研究に重点を置き、ビジネスインテリジェンスの応用研究に注力しています。